OS
■Linuxの歴史
Multics:
1965年にMITとAT&Tベル研究所とジェネラル・エレクトリック社で開発されたOS
OSという概念が生まれたころ、多目的なOSを作ろうと作成されたOS
多くの機能が搭載されたが、当時のハードウェアでは能力不足で使い物にならなかった
UNIX:
1969年にアメリカのベル研究所で開発されたOS
シンプルで軽いことが売り(今はPCの性能が上がったが、サーバ管理には余計なリソースを使わないOSの方が好ましい)
Multicsとは逆に、当初はシングルタスクOSだった
そのため、ラテン語で「単一の」を意味する「uni(ユニ)」をもとにMulticsをもじってUNICSと名付けられ、後にUNIXと改名した
ソースコードが公開されていたため爆発的に人気が出たが、しばらくしてライセンス契約制になり、徐々に縛りはきつくなった
BSD:
1978年にカリフォルニア大学バークレー校の開発者グループが開発した
「BSD」は「Berkeley Software Distribution」の略称とされている
オリジナルのUNIXを改良したOSで、派生版としてFreeBSDやmacOSが作成された
Linux:
1991年にフィンランドの学生であるリーナスさんが開発した
「UNIXは良いものだけど、ライセンスの縛りが面倒」というところに反発して作られたので、UNIXを真似て独自に一から開発された
ソースコードは無料で公開されライセンス料も求めなかったため、広く利用されるようになった
3分間で人に説明できるようになるUnixとLinuxの違い
https://eng-entrance.com/unix_linux
「MacはLinuxだった」って本当? 「そうだね……」元Mac雑誌編集者は昔語りを始めた:ヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?(1/4 ページ) - ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2201/26/news077.html
■Linuxディストリビューション
Linuxはオープンソースなので、多くの独自Linuxが存在する
以下に「Red Hat Enterprise Linux」系統と「Debian」系統を記載する
Red Hat Enterprise Linux(RHEL):
Red Hat社が開発した企業向けのLinux(企業向けとは言え、Linuxの規約上ソースコードは公開されている)
Linuxは無償だがサポートが無い
一方RHELはサポートや責任面で安心感を得られるため、企業に多く導入された
Fedora:
Red Hat社が支援するコミュニティー「Fedora Project」によって開発されているLinux
積極的に先進的な技術を取り入れている
CentOS:
Red Hat社が公開したソースコードをもとに、商標や商用パッケージを除外して作成されたLinux
もともと Red Hat社の許可を得ずに作られていたが、後に承認を得た
有償サポートはなく、開発も当然ながらRHELよりもワンテンポ遅れる
Amazon Linux:
CentOS6をもとにAmazon Linuxが作られ、CentOS7をもとにAmazon Linux 2が作られた
Debian:
ボランティアが中心になって開発を進められているLinux
100%フリーソフトウェアであり続けると宣言されている
Ubuntu:
Debianをベースに「誰にでも使いやすい最新かつ安定したOS」を目指して作られた
フリーソフトとして提供されている
Raspberry Pi OS:
Debianをベースに、Raspberry Pi用の子供向けの教育用および小規模な開発者向けに作られた
【目的別】初心者におすすめのLinuxディストリビューション7選
https://eng-entrance.com/linux_beginner_distribution
■OSのサポート期間
各OSのリリース日とサポート終了日を表にまとめてみた - Qiita
https://qiita.com/yunano/items/4757f86f9e92bb4f503f
■Linuxの起動処理
systemd超入門 | Developers.IO
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/systemd-getting-started/
systemd エッセンシャル
http://redhat.lookbookhq.com/systemd-essential
Linuxがブートするまで - Keichi Takahashi
https://keichi.net/post/linux-boot/